昨年はビリ。
何とかしてやりたい。
でも、早起きは辛かった。
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- 私は3人娘(10歳、4歳、2歳)の父親である。小4の娘は、運動が苦手で特にマラソンが嫌いである。毎年マラソン大会はビリ。そのせいか娘は自信がない。何かと「どうせやってもダメだから」と開き直る。そこで娘の特訓を自らやることにした。これは父と娘のマラソン特訓の記録である。
11月6日(木) 11日目
予定通り、6時半起床。
今日は快調だ。
今日から、インターバルの歩く時間を1分に設定する。
少しずつ心肺機能に負荷をかける必要があるからだ。
娘は休憩時間を増やそうと、なにかとスタートを引き伸ばそうとする。
しかし僕はそれには動じず、ストップウォッチで淡々と1分を計る。
「10、9、8、・・・3、2、1、スタート!」
1回目。59秒10。
2回目。1分03秒。
こうなると、次からは1分を切れないのが目に見えている。
娘はスタートからしばらくスピードが上がらない。
ラスト80mくらいから、残り時間を私が叫ぶ。
そのため、ラストが全力になり、次の余力がなくなる。
そこでスタートから、70m地点の木までスピードアップするよう指示した。
これによって次の60mのペースが落ちても、それほどまでは落ちない。
ラストは多少の余裕を持ってゴールできる。
3回目。59秒82。
少しオマケしたが、3回目ということと休憩の短さを考えればまずまずだ。
4回目。1分02秒。
さすがに1分の休憩ではきついようだ。
そこで特別に、2分の休憩を与える。
5回目。58秒77。
「すごいじゃん。あと、2回!」
「もう、ムリ。休ませて。1分じゃ短すぎるよ」
「よし、特別に30秒プラスして、1分30秒!!」
「えー、30秒だけ!ムリだよそんなの」
「大丈夫、大丈夫」
「大丈夫じゃない」
「おっ、そうこうしているうちに、あと30秒」
「はい、20、・・・15、・・・10、9、8、・・・スタート」
人間って不思議なもので、数を数えられると動かざるを得ないようだ。
娘も、さんざん口と文句を言いながら、スタートする。
6回目。59秒61。
少しオマケした。
そろそろ限界に近い。
心が折れないように、適度にオマケする。
ただ、このオマケというのは本人は知らない。
あくまでも、例外はない、という姿勢で臨む。
そうでないと、オマケもきりがない。
人間はこれまた不思議なもので、一度オマケすると次もおまけを期待する。
それを裏切られると納得できない。
借金をする人間と同じである。
一度お金を貸すと、次に貸さないと恨まれたりする。
それと同じ理屈だ。
何はともあれ、最後も1分を切った。
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