昨年はビリ。

何とかしてやりたい。

でも、早起きは辛かった。

 

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私は3人娘(10歳、4歳、2歳)の父親である。小4の娘は、運動が苦手で特にマラソンが嫌いである。毎年マラソン大会はビリ。そのせいか娘は自信がない。何かと「どうせやってもダメだから」と開き直る。そこで娘の特訓を自らやることにした。これは父と娘のマラソン特訓の記録である。

11月25日(火) 30日目(マラソン大会前日)

今日は、歩くくらいのスピードで走る練習を

029.jpg予定していた。

「早く走りたい」という欲求を蓄積させるためだ。

このノウハウは、漫画「奈緒子」の受け売りである。

ところがあいにくの雨。

練習は中止にした。

私自身、かなり疲れていたので、ちょっとホッとした。

 

仕事に行く。

「いよいよ、明日は本番か」

仕事中も、なんだかんだ気になる。

 

そうだ。

今日は早く寝せないといけない。

何か理由を考えて、早く退社して、早く娘を寝かそう。

早くと言っても21時くらいだが・・・。

 

社員には、適当な理由をつけて20時50分に退社。

まあ、たまには許されるだろう。

そうだ。バナナを買っていこう。

マラソンには、バナナだ。

たかが1,5kmなので、どうってことないのだがそこは親バカである。

 

途中、自宅近くのスーパー「サントク」に寄る。

ここのサントクは、(私にとっては)高級な食材が置いてある。

PREMIUM Banana。ん、プレミアムバナナ!?」

「これだ!1本198円。これにしよう」

「下の子たちにも買っていかないとまずいな。それはこっちの普通のバナナでいいだろう」

そんなことを1人で考えながら購入。

 

家に着くと、3人娘が駆け寄ってくる。

「パパ、何かって来たの?」

「プレミアムバナナだぞ!これを食べたら明日はすごいぞ」

 

その後、娘とお風呂で本番に向けての作戦会議をする。

「スタートから、100mは頑張ろう。スタート直後はみんな早いから、カーブの外側から抜くのは難しい。だから、スタートダッシュで最初のコーナーの入り口で好位置をキープしていくんだよ」

「〇〇ちゃん、何番になったらうれしい?」

「30番くらい」

「そっか。30番だったら飛び上がるほどうれしい?」

「30番だとそうでもないかな」

「もうちょっと上を目指してみようよ」

「じゃあ、25番」

「うん。もうちょっと頑張らない?」

「じゃあ、20番」

「じゃあ、なれるかどうか分からないけど、10番だったらスゴイと思わない?」

「そりゃあ、すごいけど、そんなのムリ」

「ムリかもしれないけど、一応目指してみようよ」

「うん。分かった」

「じゃあ、目をつぶって、5回つぶやいてみよう。10番になるぞ。10番になるぞ。はい、一緒に・・・10番になるぞ、10番になるぞ、10番に・・・、・・・」

そんな他愛もないことをやって、風呂を出た。

 

バイオリンの練習を15分くらいでやめさせ、9時半に布団へ。

本人の気持ちを高揚させようと、漫画「奈緒子」の駅伝の場面を読ませる。

10時消灯。

いよいよ、明日は本番だ。

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